投資競馬のすすめ。その7
競馬に関する基本的な事項その7
5.競馬予想における8つのファクター(第3回)
前回、8つのファクターの内、3つを勉強しました。
今回は最後の2つのファクターを勉強します。
6) 血統
定義
競走馬の父母、祖父母など、代々の遺伝的な系統を指します。「父×母父」の組み合わせが特に重要です。
レースへの影響
血統は、馬の距離適性、馬場適性(芝/ダート、重馬場)、成長力、気性といった、根幹となる能力と適性を決定づけます。
- 距離適性: 短距離を得意とする系統、長距離を得意とする系統など、血統によって得意な距離の傾向が明確です。
- 馬場適性: 欧州型の重い血統はパワーがあり道悪(重馬場)に強く、米国型の血統はダートやスピード勝負に強い傾向があります。
- 成長力: 早熟傾向で若い内に活躍する血統や、古馬になって本格化する晩成型の血統があります。
分析のヒント
特定のコース(例:中山芝2500m)や特定の条件下(例:雨のダート戦)で、好走する傾向のある血統パターンをデータベースから抽出し、該当する馬を上位評価することが分析の定石です。
7) 走破タイム
定義
スタートからゴールまでのレースにかかった合計時間。
レースへの影響
走破タイムの絶対値だけでは評価できませんが、同じ開催日、同じトラック、同じ距離のレースと比較することで、レースレベルや馬の能力を相対的に判断できます。
- トラックレコード: コース史上最速のタイム。
- 馬場差の補正: 前述の「馬場の状態」によりタイムは大きく変動するため、タイムの良し悪しを判断するには、その日の馬場傾向を考慮した補正(馬場差補正)が必要です。
分析のヒント
走破タイムを「ラスト3ハロン(600m)の上がりタイム」などの区間タイムに分解することで、その馬がどの区間で速く走れたか(先行力があるのか、瞬発力があるのか)を詳細に分析できます。
8) 着差タイム
定義
1着馬と2着馬以降の馬との、ゴール入線時間の差を秒単位で表したもの。着差は「ハナ(鼻)」「クビ(首)」「アタマ(頭)」といった言葉でも表現されます。
レースへの影響
着差タイムは、そのレースにおける馬のパフォーマンスの絶対的な強さを測る指標です。
- 圧勝: 2着に1秒以上の大差をつけて勝った場合、そのレースレベルを大きく超えた強いパフォーマンスを示したと評価できます。
- 接戦: 僅差の勝負の場合、敗れた馬(負けた馬)であっても、着差の小ささから「惜しい競馬をした」と評価され、次走で巻き返す可能性を秘めています。
分析のヒント
負けた馬の評価をする際に最も重要なデータです。着差が小さくても、レース展開や不利によって着順を落としている場合があり、その着差に隠された潜在能力を見抜くことが、高期待値の馬(穴馬)を発見する重要な要素となります。


